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戦争しない覚悟(長文)

「北方領土がお金で還ってくるとしたら、いったいいくらまでなら払えますか?」
こんな質問を「ビザなし交流」の訪問団長にしたら、どのような答えが返ってくるのでしょうか?
「いや、ビタ一文払う気はない!」
などという答えが返ってきたら、まさにお笑い草です。
「だったらアナタ、どうしたいの?」とも言いたくなります。
そもそも、戦争でとられた領土を取り返すには戦争でしかない、というのは歴史的に見ても常識なのだそうです。
丸山議員の発言は、それぐらいの覚悟を持っていたともとらえられますが、さすがにあの場所でのああいった態度でのあの発言はいただけません。
しかも日本は武力による解決は、法律で禁止されているのです。
辞職を求められても仕方がないでしょう。
もっとも、「日本死ね」が流行語大賞に選ばれたとき、その授賞式にシラフ・・・の状態で出席した国会議員に対しては、厳重注意すら与えられないのもどうかとは思いますが…。

「武力で解決できないなら金で解決しろ」
関西ローカルのバラエティ番組でそう発言したのは、元大阪市長の橋下徹さんです。
もちろんその発言は丸山発言以前のものですが、現代の日本の状況を考えると、橋下氏の意見にはかなりの説得力を持っているものと思われます。
戦争は出来ないけれど、本気で北方領土を取り返す。
それぐらいの覚悟があるなら、お金を払ってでも取り返すくらいでないといけないのです。
実際、領土問題とは少し違いますが、平成14(2002)年の小泉前首相の訪朝による拉致被害者奪還の際には、1兆円もの金が動いたと言われています。
戦争はイヤだけど本気で北方領土を取り返したい。
だったらお金で解決するしかないのです。
そもそも、今までの経済交流だっていったいくらのお金が使われていたのでしょうか。
それを踏まえた上での「びた一文払いたくない」だったら、それじゃあ今までのはなんだったの、って言いたくもなってきます。
ところが、そこで問題になってくるのは、そのお金はどこから、そして誰が出すのかです。
今現在、消費税のことについていろいろと言われていますが、私に言わせれば、戦争で国民の命が奪われることを思えば、消費税の10%や20%なんて屁でもないはずです。
もちろんこれは極端な考え方ですけれど。
丸山議員が提唱する「戦う覚悟」なんてまっぴらごめんだというのであれば、戦わないにも戦わないなりの覚悟というものが必要なのです。
橋下氏の提唱する「武力がダメなら金だ」というもの「戦わない覚悟」のひとつです。

ところが、左寄りの文化人のなかには、それ以上に、さらに悲痛な覚悟で臨んでいる方もおられます。
それはやくみつる氏と森永卓郎氏です。
やく氏は「中韓が理不尽なことをを言ってきたら、謝って謝って謝り倒せ。それで国家がなくなっても構わない」と発言さてていて、さらに「日本が中国領になっても戦争はしたくない」とのことでした。
実際にその覚悟に賛同できるかどうかは別として、本人が本当にその気でいるのならば、それはそれで「戦わない覚悟」といえるでしょう。
ちなみに、よく言われている「文化交流による解決」も、一歩間違えばやく氏のそれになりかねない可能性もあります。
「謝って仲良くなれるなら、いくらでも謝ればいいじゃん」といった具合です。
そうなってくると、よく言われるのが、「日本がチベットのようになってもいいのか!?」という意見です。
しかしこの意見に関しては、これはかなり飛躍しすぎたものと思われます。
現に、香港や台湾が実質チャイナの領土であっても、彼らがチベットのように虐殺されていないことを考えれば、「日本もチベットのように…」というのは、ちょっと無理があるのです。
もちろん、そうなる可能性もないとは言い切れませんが。
それを踏まえてうえでも、やはりやく氏の意見には少し違和感を覚えるのもこれまた事実です。
やく氏が言われていたように日本が中国の傀儡、もしくは中国領になったとしても、戦争が回避できるとは限らないのです。
なぜなら、中国にはそもそも「憲法9条」なるものは存在しないのですから。
森永卓郎氏に至ってはさらに凄くて、「仮にとんでもない奴が攻めて来たら、もう黙って殺されちゃえばいいんだと思うんです。世界の歴史の中で、昔は日本という国があって、戦争をしなくって制度を守るんだって言い続けて、ああそんな良い民族が居たんだなぁと思えばいいんじゃないですか」(『ニコニコ大百科』より)です。
これはまさに究極のガンジー思想とも言えなくはないです。
ここまでの覚悟を持っておられるならば、逆に敬服いたします。
ただし森永氏本人は、「仮に戦争になったらアメリカに逃げる」と放言されていて、そのことをたびたびネタにされているらしいです(同上より)。
ちなみに「森永卓郎 逃げる」でググると、トップ表示でこのネタにぶつかります。
上記のお2人意外だと、誰が言ったかは知りませんが「戦争で人を殺すぐらいなら殺されたほうがいい」という覚悟を持っている方もおられるようです。
そんななか「戦わない覚悟」のなかには「話し合い」なんてのもあるようですが、あれは論外といっていいでしょう。
そもそも、話し合いで大事なのは、話し合いをやったあとの結論です。
話し合いをやったというプロセスではありません。
仮に話し合いを行って、その結果、「お互い武力行使で解決することに決めました」とか「とりあえず、たとえ冤罪であっても謝罪することに決めました」ということになればどうするのでしょうか?
やたらに「話し合い」を強調される方々の主張というのは、私には「話し合いのための話し合い」のように思えてならないのです。
そして話し合いの結果、どうしたいのかがあまり見えてこないのです。

ところで、先ほどのやく氏と森永氏の「覚悟」ですが、彼らが"個人"として、こういう覚悟を持たれるのであれば「どうぞご勝手に」と言いたいです。
問題は、彼らのような発言を国会議員がすることです。
本当に国会議員が、やく氏や森永氏のような発言をしたら、それこそ丸山議員どころの騒ぎではありません。
丸山議員のあの発言は「覚悟」としての本音だと思います。
その一方で、「戦争をやらない」という覚悟を決めている国会議員の本音はいったいどこにあるのでしょうか?
もし彼らの「覚悟」としての本音が、やく氏や森永氏の発言に隠されているとしたならば、それはそれでかなり恐ろしいことです。
丸山議員のあの発言は間違いなく問題ですが、話し合いしか強調しない国会議員も、その裏に隠された本音という意味ではかなり不気味に思えてしまうのです。

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tag : 長文 橋下徹 やくみつる 森永卓郎

2019-05-23 19:53 : 雑記 : コメント : 6 : トラックバック : 0 :
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非公開コメント

No title
こんにちは。

丸山議員は逃げ回ってますね。

理事会に呼ばれたのに体調不良で欠席だとか。
逃げるぐらいなら言わなければいいのに。

酒のせいにして許されると思ってるのか、
酔っ払っては愚行を繰り返してきたようです。

酒任せで何の覚悟もなさそうです。
2019-05-24 14:00 : ふとっちょドラゴン URL : 編集
ふとっちょドラゴンさんへ
これでまた立憲民主に有利に働くのでしょうか?

バカな議員のおかげで自滅していく保守勢力。
その自滅を待ってその後釜に着こうとしている、ハイエナのような左翼勢力。

呆れかえってモノが言えません。
2019-05-24 14:25 : かんた URL : 編集
No title
はじめまして、こんばんは。

ちょくちょく訪問させてもらってます。
今回の記事、とても面白くて、わかりやすくて、色々勉強になりました。
2019-05-24 23:19 : chibikin URL : 編集
chibikinさんへ
ありがとうございます。

今回の一件は、「戦争をしない覚悟」とはどういうことかということを、各々が考えるきっかけになるのではと思ったものですが、なかなかそうはいっていないようです。
2019-05-25 14:10 : かんた URL : 編集
No title
こんにちは!

ブログ訪問いただきありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。


世界を旅するブロガー
⬇︎
https://changeyourlifestory.blog.fc2.com
2019-05-25 23:16 : 世界を旅するブロガー URL : 編集
世界を旅するブロガーさんへ
こちらこそ、よろしくお願いします。
2019-05-26 15:27 : かんた URL : 編集
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軽度の発達障害。
それに伴い中度の社会不安障害を誘発した模様。

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