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いまさら検証? アニメの実写化がウケけない理由(ワケ)

先日見つけたこのニュース記事を見て、ふと思い出したことがあるので、そのことに関連付けたことを、ちょっとブログの記事にしてみました。

『銀魂2』もヒット! テレ東に聞く、実写化の心構え

10年ほど前に例のハリウッドの実写版『ドラゴンボール』を見に行きました。
きっかけは知人にせがまれて、だったんですけれど、実際に見てみると意外や意外、なかなか面白かったわけです。
見終わったあと、その知人に
「面白かったね」
と感想を述べると、その知人は言いにくそうに
「う、うん…」
と返事を返してくれました。
せがんで突き合わせた手前上、面白くないとは言えなかったのでしょう。
その後、この映画の評価を知った私は、その世間とのギャップに驚いたことは言うまでもありません。

実を言うと、その時見た実写版『ドラゴンボール』というのは、私にとって『ドラゴンボール』初体験だったわけです。
今まではコミックも読んだことがなければテレビアニメも見たことがない、ましてや劇場版の『ドラゴンボール』なんてもってのほか。
そんな私だったからこそ、その実写版『ドラゴンボール』が楽しめたのではなかったのかなと思いました。
ただそのときは、劇場での映画鑑賞が久々ということもあって、ちょっと興奮していたのもありますが。
実際、この映画を見たという海外のファンにインタビューしたところ、
「原作を知らない人なら楽しめたかもしれない」
といった意見もありました。
それはズバリ、私のことですね。

私のように、これが『ドラゴンボール』初体験という人は、今までイヤというほ『ドラゴンボール』を見てきたファンの方々とは違って、脳内に『ドラゴンボール』の世界観が確立されていません。
これが実写化が失敗する大きなポイントになるのではないかと思われます。
例えば、孫悟空ひとつをとってもそうです。
ファンの方々にとっての孫悟空とは、平面上のアニメの世界で生き生きと活動している孫悟空こそが本物の孫悟空なのです。
それが実写化となれば、野沢雅子さんの声が違うことは言うまでも無く、アニメや2次元上で描かれた悟空の見てくれとはまるで違うわけです。
だからファンの方々が、文句を言うのは当たり前なのです。
言うなれば、孫悟空というキャラクターを演じられるのは、鳥山明先生やスタッフが作りだしたアニメの中に存在する"孫悟空"という役者だけなのです(わかってもらえるかな)。
それゆえに、私のように、今まで『ドラゴンボール』を見たことがない人間、つまり脳内に『ドラゴンボール』の世界観が確立されていない人間にとっては、孫悟空の声が野沢雅子であろうと誰であろうとさほど変わりは無いのです、極端な話。
ましてやアニメの世界から飛び出して、孫悟空が三次元化されて別のキャラクターになろうとも「それがどうした」で済んでしまうのかもしれません。
だから私のような人間は、あの実写版『ドラゴンボール』が純粋に楽しめたのです。
ただし、あれをもう一度見てみたいかと問われれば、そこまで面白いわけではなかった、というのが率直な感想でしょうか。

さて、先ほどリンクで貼らせていただいた記事によると、その『銀魂2』というアニメの実写化が成功しているとのことです。
私も、こういうマンガやアニメがあるということは初めて知ったのですが、このアニメの実写化が成功しているということは、もしかすると、ファンの間では『ドラゴンボール』や『ルパン三世』のように、脳内でキャラクターが確立されていないのかもしれません。
そんな状況の中、この作品が実写版とアニメ版で同時進行で成功を収めるようになっていけば、もはや鬼に金棒といったところです。
既存するマンガの実写化の成功するカギは、もしかしたらそこにあるのかもしれません。

↓なぜか、これが忘れられません。
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tag : アニメ ドラゴンボール

2018-08-31 19:49 : 雑記 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】ロンゲスト・ヤード(2005年:アメリカ)

ロンゲスト・ヤード コレクターズ・エディション [DVD]

1974年にバート・レイノルズ主演で公開された映画の完全リメイク版です。
完全リメイク版ですから、どうやらストーリーも全く同じということらしいです。

<<『ロンゲスト・ヤード』のあらすじ>>

かつてはプロのアメフト選手でスタークォーターバックだったポールは八百長疑惑によりNFLを追放され、金持ち女のヒモとして自堕落な生活を送っていたが、手切金代わりに女の高級車を奪い飲酒運転をした上、パトカーを破壊するなどの暴挙により懲役3年の刑を受け、テキサス州の刑務所に収監される。

刑務所のヘイズン所長は看守たちからなるアメフトチームを育成することに異常な執念を燃やしていた。所長からチームのコーチを頼まれたポールだったが、チームのコーチ兼キャプテンのクナウア看守長から脅迫されていたこともあり、所長の依頼を断る。しかし、そのためにポールは刑務所内で理不尽な仕打ちを受けるようになる。そんなある日、所長から看守たちのチームの練習相手となるチームを囚人たちを集めて作るように依頼される。


引用元:Wikipedia|ロンゲスト・ヤード(1974年版)


2005年版では主演がアダム・サンドラーという人に変わっていますが、74年版に主演したバートは往年の伝説のフットボーラー兼コーチ役として出演しております。

ところで74年版の方はと言いますと、またもや例のごとく「日曜洋画劇場」で見たことがあるのですが、ラストの試合の部分だけだったのでストーリーの方はほとんどわかりません。
今回改めて見てみると、囚人のフットボール選手という設定だけあって、本当に一癖も二癖もありそうな連中ばかりが登場してきます。
そんな中、我々になじみが深い登場人物と言えば、ボブ・サップ
彼も元々はNFLのプレイヤーだったことは有名ですが、そんな彼の役どころは泣き虫の黒人という、ほとんど地の役どころ。
おまけに吹き替えの声優さんの声も、バリトンボイスが効いているというのが面白いです。
さらに一癖二癖三癖ついでにいえば、囚人の中には黒人ゲイの集団がいて、彼らがチアガール(?)になって囚人チームを応援。
当初、ムショにぶち込まれた主人公のポールが、
「やらせてくれる女を手配できるか」
と監視の目を盗んで物資を手配する手配係に頼むと、その手配係は彼らを紹介。
「大丈夫。アイツらも見慣れればビヨンセに見えてくるぜ」
と、ずいぶんビヨンセに失礼になセリフまで飛び出しちゃいます。

さて、先述したようにこの映画、74年に公開されたものの完全リメークなのですが、まさかラストシーンまで一緒とは…。
芸が無いと言えば芸がないのですが、やはり敵役を最後の最後でギャフンと言わせるには、あのラストシーンは欠かせなかったのでしょうね。
とりあえず、アメリカン・フットボール好きの私としては、それなりに楽しめました。



↓とりあえず、話題が出たので。

tag : アクション映画 アメリカン・フットボール

2018-08-30 19:42 : 映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】小説家を見つけたら(2000年:アメリカ)

小説家を見つけたら [AmazonDVDコレクション]

<<『小説家を見つけたら』のあらすじ>>

NYのブロンクス。黒人の高校生ジャマール・ウォレス(ロブ・ブラウン)は、プロのバスケットボール選手を夢見つつも、実は大変な文学少年。そんな彼が、アパートの部屋に引きこもっている謎の老人と知り合う。彼は40年前にピュリツァー賞に輝いた処女作一冊だけを残して文壇から消えた幻の小説家、ウィリアム・フォレスター(ショーン・コネリー)だった。二人の間にはやがて師弟関係のような友情が生まれ、ジャマールは文学の才能を開花し、フォレスターは長年閉ざされていた心を開いていく。そんな時、ジャマールの才能に気づき嫉みはじめていたロバート・クローフォード教授(F・マーリー・エイブラハム)が、ジャマールの提出した作品のタイトルがフォレスターの昔発表したエッセイと同じ副題を持っていることを糾弾するという事件が起こった。


引用元:映画.com|小説家を見つけたら

注):引用元には物語の核心部分も記載されています。

主人公の黒人少年・ジャマールはニューヨークのブロンクス育ち。
彼は毎日のように、空き地を利用して友人たちとバスケットボールに励むという、スラム街でよく見かける光景に溶け込んでいる少年です。
ただ映画の中では、主人公の住宅地はスラム街よりも少し上品な雰囲気ではありますが。
ストリートバスケに励む黒人少年が実は文学少年でとても優秀という設定は、私の中で結びつかないのはちょっと偏見でしょうか。
そういうミスマッチさが、私の中で奇妙なコントラストを生み、それがこの映画の魅力のひとつでもありました。
一方、彼の才能にいち早く気付いたショーン・コネリー演じるウィリアム・フォレスターは、何だか『ライ麦畑でつかまえて』のサリンジャーをモデルにしたようなキャラクターです。
いわゆる、ベストセラー作家でありながら絶筆中で半ば引きこもり状態のキャラクターです。
物語はそんな二人の師弟関係から、やがて年齢と人種を越えた優諚へと発展していきます。
フォレスターがなぜ若くして絶筆したのか、その理由に関しては少々浅く、作品としては詰めが甘いのが少し残念でしたが、最後に友情の証としてみせた勇気にも似た行動は、まさに拍手喝采でした。

さて、この映画でちょっとユニークなのが、主人公であるジャマールの才能に嫉妬する教授の役がフランク・マリー・エイブラハムだということ。
彼はあの名作『アマデウス』で、モーツァルトの才能に嫉妬するサリエリの役を演じていた人です。
あの役が強烈に印象に残っていたからフランク・マリー・エイブラハムにこの役をやらした、というわけではなさそうなのですが、もしかしたらこの配役は監督さんのちょっとしたシャレっ気だったかもしれません。

tag : 人間ドラマ ショーン・コネリー

2018-08-29 19:59 : 映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

『ちびまる子ちゃん』のライバルになるはずだったアニメ

人気漫画「ちびまる子ちゃん」などで知られる、漫画家のさくらももこさんが死去した。53歳だった。

漫画「ちびまる子ちゃん」の作者で、漫画家のさくらももこさん(53)が8月15日、乳がんのため亡くなった。


引用元:Yahoo!ニュース|「ちびまるこちゃん」作者 さくらももこさん死去


私がこのニュースの第一報を知ったのは『ネプリーグ』を見ていたときでした。
たしか漢字の問題で「強請る」が出題されていた時だったと思います。
画面上のニュース速報のテロップが流れた瞬間、あっ、これは例の大阪の逃亡犯が逮捕されたんだな、と瞬時に思い込んだものです。
「逮捕や逮捕や、やっと逮捕された」
一緒にテレビを見ていた母と、ちょっと盛り上がったのですが、次の瞬間、まったく違うニュースに愕然としてしまいました。

実を言いますと、私は『ちびまる子ちゃん』は一度も見たことがないのです。
見たことがないと言えば語弊がありますが、見たと言えば、まあ2分か3分といった断片的に見ただけであって、最初から最後まで通して見たことは一度もありませんでした。
それでも、さくらももこさんが早逝されるなんて、ちょっとイメージしにくいです。
もちろんこのことは皆さん同じだとは思いますが、さくらさんはこれからも、もっともっと創作活動に意欲を見せられるものだとばかり思っていただけに、ちょっとびっくりです。
でもホント、あのニュース速報が例の逃亡犯逮捕のニュースだったら良かったのに。

ところで1990年頃、ビートたけしミヤコ蝶々がレギュラーをやっていたバラエティ番組で『ちびまる子ちゃん』についての話題が上がったことがありました。。
当時はB.Bクイーンズの『おどるポンポコリン』が大ヒットし、『ちびまる子ちゃん』の人気はもはや社会現象といったところでした。
その時のミヤコ蝶々さんのコメントが
「うちはアレの方が好きや、ほらアレ、『じゃりン子チエ』」
でした。
なるほど、いわれてみれば似ているような似ていないような。
髪型といい服装といい顔の作りといい、さらに年齢的も『じゃりン子チエ』は『ちびまる子ちゃん』とリンクしているところが多いかもしれません。
ちなみに私も、『じゃりン子チエ』はよく見ていました。
当時は「こんな暗いアニメ」と思ったものですが、回を重ねていくうちに、どんどんとこのアニメの世界に引き込まれていったのを覚えています。
そんなミヤコ蝶々さんの発言があったからでしょうか、それから半年後か1年後に『じゃりン子チエ』が再びテレビアニメとして放映されることになりました。
その時のタイトルは『じゃりン子チエ奮戦記』。
ところが何と言いましょうか、私が見ていた第1シリーズに比べると、やはり変な違和感がありました。
まず、お馴染みの声優さんの半分ぐらいがリニューアル。
とくに、当時は西川のりお・上方よしおの漫才コンビが活動を停止していたため、テツの親友のミツルの声が違っていました。
そのため、2人の息の合ったコンビネーションが妙にちぐはぐ。
さらに主要キャラクターであるカルメラ兄弟も地獄組のボスも、第1シリーズとはまるっきり違う声。
さらに第1シリーズとは違い、無理やり笑いをブッ込んでいるという感覚が妙に白々しい。
それよりなにより気になったのは、先のほどのミヤコ蝶々さんのコメントを受けてか、これは絶対に関西版『ちびまる子ちゃん』を狙っているな、という意図が妙に見え隠れしていました。
その証拠にといいますか、永井一郎さん(小鉄?)のナレーションも前シリーズに比べてやたらと目立っていました。
これなんかは絶対に、キートン山田のナレーションを意識したんじゃないかと思われます。
そんな妙な違和感と意図が見え見えだったせいでしょうか、結局、2回か3回ほどで見るのを辞めてしまいました。
やはり結局のところ、『じゃりン子チエ』は『ちびまる子ちゃん』を超えることはできなかったということでしょう。
私としては、ちょっと悔しいです。

↓『おどるポンポコリン』ってエンディングだったんですね。恥ずかしながら初めて知りました。


↓音質が悪いですが。



追伸:
全然関係ない話ですが、先程確認したら当ブログの「拍手」の総数が1000を超えていました。
皆さまからのご声援、心より感謝申し上げます。

tag : アニメ

2018-08-28 19:43 : 雑記 : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

『マッサン』のアノ人は今何してんの?

2週間ほど前にYahoo!ニュースを見ていましたら、シャーロット・ケイト・フォックスさんの記事が掲載されていました。
シャーロットさんと言えばあの『マッサン』の人ですが、「えっ!? まだ彼女、日本に居たの」と驚かれる方もいらっしゃるかと。
はい、まだ日本に居らっしゃったみたいです。
中でも彼女の人気は北海道では絶大で、地元のイベントなどではよくゲストで参加されているみたいです。

14年下半期の『マッサン』で視聴者にインパクトを残したことで、舞台となった北海道を中心にイベント出演オファーが絶えないという。

「先日は北海ソーラン祭りのパレードにゲスト出演し、盛大な歓声を集めていました。エリー役を熱演した彼女の人気は、北海道では絶大。特にお年寄りたちが大喜びするため、イベントのキャスティング会議では頻繁に名前が挙がっています」(地元関係者)

朝ドラ後は日本での活動に心配の声も上がっていたが、19年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』出演も決定しているシャーロット。

その好調の陰には、チーム・マッサンの絆があった。


引用元:Yahoo!ニュース|シャーロット続く朝ドラ特需 陰にあったチーム・マッサンの絆


そういえば、半年ほど前でしょうか、彼女が久々に全国ネットのバラエティ番組に出演されたとき、「日本語は話すことはできないが、耳でならある程度は聞き取ることはできる」と言っておられました。
もうそこまでのレベルにまで到達されていたんですね。

ちょうどその同じ日のYahoo!ニュースでは、何とあのリア・ディゾンの記事も紹介されていました。
シャーロットさんと同じように日本で活躍した外国人タレントですが、リア・ディゾンの方はというと4年ぶりの来日だったそうです。
ところで数年前のとあるゴシップ雑誌の記事に書いてあったのですが、リア・ディゾンは来日してすぐにホームシックにかかってしまい「帰りたい(日本語かな?)」が口癖だったとか。
現在は出身地のラスベガスの都心よりも少し離れた郊外に住んでいいるというリア・ディゾン。
日本で精力的に活動をするシャーロットさんとは、まるで対称的な気がします。

それにしてもこの2人の一世を風靡した外国人タレントの現在の姿は、何だか日本という国をすごく象徴しているような気がしないでもないです。
なんと言うんでしょうか、外国人にとってはこの日本という不思議な国に対する印象は、ほとんど両極端に分かれるんじゃないかと。
「日本大好き! また来たい!」「いや、将来は日本に住みたい!」という人がいる一方で、「こんな国二度と来るかボケ!」みたいな人もいる。
さながら前者がシャーロットさん的であり、後者がリア・ディゾン的といったところでしょうか。
そういえばオリビア・ハッセーさんと結婚されていた布施明さんが、離婚後『徹子の部屋』だったでしょうか、それに出演されていたとき、
「彼女(ハッセー)は日本には合わなかった」
と言われていたのが印象的でした。
こういった両極端の外国人の態度に、ネットの反応も様々。
さながらネトウヨみたいな人はシャーロットさん的な外国人を事例に出し「やっぱ日本ってスゴい!」とホルホルするのに対し、リベラル気取りのアンチネトウヨはリア・ディゾン的な外国人を持ち出して来て「お前ら何も知らないんだな。日本は世界中から嫌われているよ」「ネトウヨ涙目wwww」と嘲笑する。
どちらの意見が正しいかと言われれば、まあ、どちらも正しいとは思うんですけどね。
ただ我々日本人としては、去る者は追わずではありませんが、シャーロットさん的な外国人を大切にしないといけないんじゃないかと。
顧客の中でも「宝物」と言われる人々はリピーターです。
リベラル的な人に言わせれば「日本という国をもっと良くするには、リア・ディゾン的な外国人の意見こそ重要」となるでしょうが、その気持ちもわからなくはないです。
ただリア・ディゾン的な外国人って、結局は生理的に日本という国が肌に合わない場合が多いと思われます。
そんな人たちの意見を馬鹿みたいに取り入れれば、もう日本的な物はすべて排除されるんじゃないかという危惧もあります。
まあ早い話、なんだかんだ言いながらも私自身が日本大好きなので、シャーロットさんのような人を見るとすごくうれしくなってしまうという、ただけそれなんですけどね。

↓たまにはこういうサービス動画も。

tag : NHK 朝ドラ

2018-08-27 20:14 : 雑記 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】ラスト・スペースシップ(2017年:アメリカ)

ラスト・スペースシップ [DVD]


ここ最近、人類滅亡ものを見る機会が増えていますが、この作品はそんな人類滅亡ものの中でも、その後の人類を描いた作品です。

<<『ラストスペースシップ』のあらすじ>>


西暦2065年。アメリカと中国の間で核戦争が勃発し、地球は壊滅した。人類が移住可能な惑星を求めて、宇宙船ペガサス号は探査の旅に出た。7年後。ペガサスは水と酸素が存在すると思われる、ある惑星に接近する。だがそこで彼らが発見したのは、宇宙空間を漂流する敵陣営の中国の宇宙船だった。船内に乗組員の姿はなく、取り残されていたのは1人の少年だけ。目的地を目の前にして、何が起きたのか?その惑星は、人類の新天地となり得るのか?そして、その惑星で彼らが見た物とは…。


引用元:Amazon|ラストスペースシップ


物語の舞台設定から7年前、人類は核戦争によって滅んでしまい、難を逃れたごくわずかな人類は第2の地球を探し求めるため、宇宙船でユラユラ。
簡単に言えばそういう内容なのですが、7年間も宇宙船という限られた空間の中にいれば、フラストレーションや閉塞感が溜まる一方。
そんな彼らのフラストレーションが暴発していくのは、中国人少年を受け容れてからです。
「中国人に関わるとロクなことがない」
「中国人を信用した俺たちがバカだった」
まるでどこかで聞いたことがあるような言葉を口にする数人の乗組員たちですが、やはり閉塞感が生まれると、こういうことが起こりうるのでしょうか?
というより、人類滅亡の原因は米中戦争だっただけに、こういことが起こりえても仕方がないのかもしれません。
そしてその米中戦争の勝者は…。
それもまた、映画のラストシーンがとても暗示的です。
そんな中、こういう状況になってくると、戦争を放棄したどっかの国なんかは真っ先に滅んじゃうのかなと、余計なことも考えたり。

とりあえずこの映画はSF映画ということですが、やはり宇宙船という限られた空間で起こる人間模様、そしてその限られた空間の中の閉塞感からくる不信感やフラストレーション、そんな人間心理を鋭くエグったような作品といえるかもしれません。
それゆえSF映画として期待すると、ちょっと肩透かしを食らうかも。

tag : SF

2018-08-26 19:48 : 映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

憎まれ役、今と昔

先日、日本を代表する名バイプレイヤー・菅井きんさんが亡くなられました。
92歳だったそうです。
菅井さんと言えば、何と言っても忘れられないのは、『必殺シリーズ』でおなじみの初代「ムコ殿!」です。
ちなみに二代目「ムコ殿!」は野際陽子さんですが、初代よりも二代目の方が早く亡くなられているんですね。
早く亡くなられていると言えば、ドラマ上の菅井さんの義理の息子・藤田まことさんも菅井さんより早く亡くなられています。

そんな菅井さんですが、あの「ムコ殿!」のイメージがあまりにも強すぎて、こんなエピソードがありました。

中村せん役の菅井きんは娘の縁談が破談になることを恐れ、降板を希望していたなど、本作はキャスト調整が難航を極めた。


引用元:Wikipedia|新・必殺仕置人


このエピソードはファンの間ではあまりにも有名ですね。
そういえば菅井さんと野際さんは、野際さんがまだ『必殺仕事人』のレギュラーが決まっていない頃に、何かの番組で対談されていたことがありました。
その時、野際さんは菅井さんに
「アンケートで『姑にしたくない女優』第1位に選ばれたんですよね」
と指摘されていました。
その後、野際さんがすかさず
「私もそれに選ばれたことがあるんですけどね」
とフォロー。
そうです、野際さんはあの『ずっとあなたが好きだった』で、嫁いびりの姑役を好演されていました。
そのインパクトが強烈となって、2代目「ムコ殿!」に抜擢されたようです。

それにしても菅井さんの縁談のエピソードというのは、当時のテレビ世情と言いますか、そのようなものを物語っているような気がしますね。
1970年代当時は、なんだかんだ言っても、まだまだ情報網が発達していなかった時代です。
そのせいでしょうか、まだまだ視聴者はテレビの中の世界と現実の世界との区別がつかなかったみたいです。
それだけにテレビにくぎ付けになっていた視聴者は、菅井さんが演じる意地悪な姑を見て、「菅井きんの婿イビリはえげつない」と本気にしてしまったのでしょう。
そういえば、『赤い運命』で山口百恵さんの敵役を演じた秋野暢子さんなどは、その役が原因で世間から目の仇にされたとか。
たしか秋野さんのお母さんにもそのトバッチリがきて、
「あなた、よくあんな風にあの子を育てられたわね」
と世間から攻撃されたらしいです。
それにしても、視聴者がテレビの中の世界と現実とが区別がつかなくなるというのは、演じておられる役者としては大成功のはずなのですが。
今でもそういうことってあるのでしょうか?
こういうインターネットなど情報網が発達した時代に、テレビの中の世界と現実が区別がつかないなんてことが。
今の時代だと、菅井さんや秋野さんのように憎まれ役を演じ切れば、「あの人上手い」となって逆に主役よりも人気が出そうな気がします。
あのキムラ緑子さんなんて、『ごちそうさん』の憎まれ役が好評で、今やバラエティ番組にまで出演されています。
これが1970年代だとキムラさんは、道を歩いていたら石を投げられていそうです。

そうえいば、以前放映されたNHK朝ドラの『ひよっこ』なんて、『スカッとジャパン』に出演されていた悪役の方が4人も出演されていました。
あれを見た瞬間、「おいおい、このドラマはNHKなのに『スカッとジャパン』オールスターズかいな」と思ったものですが。

↓『必殺シリーズ』のテレビシリーズとしては、これが最終作のようです。

tag : 時代劇 テレビ

2018-08-25 19:43 : 雑記 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

やっぱり巨人が良いのね

またまた高校野球の話題で申し訳ありません。
先日、Yahoo!ニュースでこんな記事を見つけました。

第100回全国高校野球選手権記念大会で準優勝した金足農(秋田)のエース吉田輝星(3年)が22日、プロ野球の巨人に「行きたいです」と話した。


引用元:金足農・吉田輝星、憧れの巨人「行きたいです」


秋田市内の学校で行われた報告会後に、報道陣に好きなチームを聞かれ「巨人が好きです」と言い、「巨人に行きたい?」との質問に「はい、行きたいです」と答えた。


引用元:金足農・吉田輝星、憧れの巨人「行きたいです」


今や野球少年たちはメジャーリーグへ憧れるようになってきているのに、今時珍しいというかなんというか。
もちろん、そう思っているのは私だけかもしれませんけど。
そういえば、阪神の藤波投手も元々は巨人ファンだったんですよね。

ところで、もう最近では初対面の人に「好きな球団はどこですか?」なんて質問をされなくなったような気がします。
昔はよくそういう質問を受けたんですけどね。
これも時代の流れかな。
私の場合、決定的にご贔屓のチームは存在しないのですが、あえて言うなら阪神ファンです。
いわゆる"ニワカ"ですね。
そんなニワカであろうとなかろうと、阪神ファンを公言するとなれば、必然的にアンチ巨人となってくる人も少なからずいるようですが、かくいう私もそのうちのひとりです。
いや、むしろ阪神ファンの比率とアンチ巨人としての比率、どちらが大きいかと言われれば、アンチ巨人の比率の方が大きいでしょうか。

ただ、こうなってくると「嫌い嫌いも好きのうち」と言われるように、もはや「隠れ巨人ファン」と揶揄されてしまいそうです。
「今日、巨人が負けたかどうかが気になって仕方がない」ともなれば、「隠れ巨人」と言われても仕方のかもしれません。
そういえば以前の職場で、阪神ファンと巨人ファンがやり合っていたとき、その巨人ファンが阪神ファンに向かって「お前、本当は隠れ巨人ファンだろ」と言ってその阪神ファンを怒らせたことがありました。
彼にしてみれば、痛いところを突かれた、と言ったところだったのでしょうか。
いや、真の阪神ファンはにとっては、もっとも言われたくない言葉かもしれません。
一番嫌いな球団なのに「それが一番好きなんだろ」などといわれれば、頭にくるに決まっています。

さて、そんなアンチ巨人比率の高い私ですが、ここ数年は、巨人に対してかなり寛大になりつつあります。
というのも、やはり昔みたいに野球の王様は巨人ではなくなった時代になったからです。
今や野球少年の憧れはメジャーリーガー、もしくは侍ジャパン、憧れの選手は長嶋・王ではなく大谷翔平やマー君といった時代です。
さらにサッカー日本代表や錦織圭と言ったように、スポーツと言えば野球、という時代ではなくなった時代です。
ひと昔前みたいに、メディアを使った巨人のごり押しにウンザリしていた時代ではなくなった今、特別巨人を嫌う理由も無くなってしまったんですね。
それででしょうか、ジャイアンツ原理主義を掲げる徳光和夫などを見ると、その時代遅れ感に思わず笑ってしまいます。

とはいうものの、これでまた巨人軍が日本シリーズで優勝しようものなら、また日テレを中心とした執拗なまでのメディアのゴリ押しにウンザリしそうです。
いくら巨人に寛大になったからと言って、やっぱり優勝だけはまだまだ素直に祝福できないようです。

↓とりあえずタイガースの話題が出たので。

tag : 野球 高校野球 阪神タイガース 巨人軍

2018-08-24 20:00 : 雑記 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】メジャーリーグ(1989年:アメリカ)

メジャーリーグ [DVD]

サッカー・ワールドカップ開催時に『勝利への脱出』のレビューを書いたもんだから、今度は高校野球の余韻が残っている間にこの映画のレビューを書こう、という訳ではありません。
たまたま巡り合わせでこうなってしまいました。
ただ、東北の優勝候補でも何でもなかった公立校が、銀河系軍団(『とくダネ!』でそう言っていました)・大阪桐蔭に挑むとなれば、『メジャーリーグ』さながらといったところでしょうか。
ちなみにこの映画では女性オーナーが選手たちへの嫌がらせがひどかったですが、この金足農業も、いま日本のスポーツ界で問題になっているようなパワハラ、例えば学校幹部による野球部へのパワハラなんてものが行われていれば、もはや完全にリアル『メジャーリーグ』です。

<<『メジャーリーグ』のあらすじ>>
M

LBに属するクリーブランド・インディアンスは34年も優勝から遠ざかっている弱小球団。亡き夫の跡を継いだ新オーナーのレイチェルは1年の観客動員数が80万人を下回れば本拠地の移転が認められることを利用してマイアミ移転を目論む。そのために集められた選手は球速は滅法速いがコントロールが恐ろしく悪いムショ上がりのピッチャー、リッキー。足の速さはチーム一だが打撃はさっぱりのお調子者、ウィリー。ストレートは難なくホームランにするが変化球では空振りばかりのブードゥー教信者、セラノなどメジャーとは名ばかりの奇妙な選手たちばかりだった。 その一人、キャッチャーのジェイクは、シーズン直前、恋人だったリンに偶然出会う。彼女は既に別の男性と婚約していたが、彼はなかなか諦めきれないでいた。一方チームはシーズンが始まっても低空飛行を続けていた。が、ある日、近眼を克服したリッキーの活躍で快勝し、チームに勢いがつき始める。60勝61敗となった日、チームはレイチェルの企みを知る。これに発奮した彼らは怒涛の快進撃を見せ、ついに同率で強豪ニューヨーク・ヤンキースとのプレーオフに臨む。


引用元:Wikipedia|メジャーリーグ



主演の2人は、トム・べレンジャーチャーリー・シーン
この2人、3年前の映画『プラトーン』では敵役を演じ、とくにトム・べレンジャーは冷酷極まりない軍曹を演じました。
そんな2人が、今度は仲良く肩を並べて野球に打ち込むわけですから、ちょっと面白いです。

チャーリー・シーンは、『メジャーリーグ』出演時には全盛期。
かつてはトム・クルーズのライバルとまで言われていました。
それが今では、変なお騒がせタレントのようになっているみたいです。
この映画ではピッチャーを演じ切るために、撮影中はブルペンで何百球と投げ込んでいたそうです。
そこまでして役になりきろうとしていたのだから、本当に努力家だったですね。


さて、この映画でもう一つ思い出すのが、2004年のオールスターでの新庄剛志
第1打席で、この映画のネタを思いっきりバラしていました。
映画が公開されて15年たっていますから、今さらネタバレもないとは思うのですが、あの打席はそれほどこの映画が与えた影響力の大きさを物語っていたといっていいでしょう。
もちろん、映画のことを知らない人が見たら、ただのオモロいパフォーマンスにしか見えなかったでしょうけど。
ちなみに『ネプリーグ』の「トロッコアドベンチャー」なんて、いまだに『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』のネタをバラし続けているのですが、世代的にも誰も気づいていないようです。

メジャーリーグと言えばやっぱりこの曲。日本のスポーツバラエティ番組でも今も使用され続けています。

tag : 野球 コメディ映画 高校野球

2018-08-23 20:16 : 映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】ラスト・クライム 華麗なる復讐(2017年:フランス)


ラスト・クライム 華麗なる復讐 [DVD]


『レオン』から23年。
ジャン・レノといえばいまだにこれをイメージする人も少なくないと思いますが、この『ラスト・クライム 華麗なる復讐』のDVDパッケージもなんだかそれを意識しているかのようです。
しかし、その内容はと言いますと『レオン』とはほど遠いサスペンス・コメディ。
もし『レオン』との共通点があるとすれば、ジャン・レノが女性と絡む、ということぐらいでしょうか。

<<『ラスト・クライム 華麗なる復讐』のあらすじ>>

一流の泥棒パトリックは15億円のバイオリンを盗むことに成功するが仲間のロマンに裏切られ、バイオリンを横取りされた上に命まで狙われてしまう。一方、パトリックの娘である異母姉妹キャロラインとキャロルは、弁護士から父が亡くなったとの報せを受け、そこで初めて互いの存在を知る。キャロラインとキャロルはパトリックの遺産を相続するためジュネーブの山小屋へ向かうが、そこで2人を待ち受けていたのは、なんと死んだはずのパトリックだった。パトリックはロマンがバイオリンを売って手に入れる大金を奪うため、娘たちに協力を求める。


引用元:映画.com|ラスト・クライム 華麗なる復讐


キャロルとキャロライン、2人の異母姉妹の性格やライフスタイルはまったくの真逆。
片やハッキングの名人というパソコンオタクで、男性ともほとんど無縁。
片や恵まれた美貌とナイスバディを武器に、男性から色仕掛けで現金をだまし取る。
そんな異母姉妹は、ほとんど実の父親を信用していない。
このような3人ですから、その流れはほとんどトリオ漫才。
しかも名前がキャロルにキャロラインですからなおさらです。
こんなトリオ漫才のような3人が、復讐のため現金を盗み出そうというのですから、そのドタバタぶりはもはや最高潮に達していきます。
しかし、この映画の面白いところは、そんなドタバタぶりが絶好調であっても、プロットの本線だけはしっかりと踏み外していないというところです。
この手のドタバタものは好き嫌いが分かれそうですが、私からすれば「よく頑張ってくれた」という努力賞物でしょうか。

ちなみにこの映画の原題は『Mes trésors 』というらしいですが、そのフランス本国のポスターがこちらになります。
う~ん、『レオン』色を強く打ち出した日本のものとは全然違いますね。
これだったら、日本ではウケなさそう。
日本では、「あの『レオン』のジャン・レノ主演」がキャッチフレーズのようになっていましたが、フランスでは「親子関係」という主題を全面的に押し出していたようです。
ここらあたりも、日仏のこの映画のとらえ方の違いがあって面白いです。


tag : コメディ映画 ジャン・レノ

2018-08-22 20:02 : 映画レビュー : コメント : 2 : トラックバック : 0 :
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それに伴い中度の社会不安障害を誘発した模様。

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