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【映画レビュー】ザ・カー(1977年:アメリカ)


監督  エリオット・シルヴァースタイン
脚本  マイケル・バトラー
    デニス・シュラック
    レーン・スレート
出演  ジェームズ・ブローリン
    キャスリーン・ロイド
    ロニー・コックス 他

<<<『ザ・カー』のあらすじ>>>

西部はサンタイネスという小さな町の郊外で、車(カー)がアベックやヒッチハイカーをひき殺した。連絡をうけた保安官ウェード(ジェームズ・ブローリン)は、子供を恋人ローレン(キャスリーン・ロイド)が教師をしている学校に送ると、現場にむかった。目撃者エイモス(R・G・アームストロング)の話によれば運転者はいないらしい。


引用元(ネタバレあり):Movie Walker|ザ・カー

※)ネタバレ注意

学生のころテレビで見て衝撃を受けた作品です。
本来、便利なはずの自動車という存在が悪魔となって人々を轢いて殺しまくる。
その自動車が殺人マシーンと化すその発想は、今までにあったようでなかった発想です。
ファンのあいだでは、これと似たような作品としてスピルバーグの『激突!』を挙げる方も少なくありませんが、私などはどちらかというと、人気テレビシリーズ『ナイトライダー』の極悪バージョンを連想させます。
ただし、作品の製作順としては『ザ・カー』のほうが先なのですから、まさか『ナイトライダー』のプロデューサーはこれを参考にした、なんてことはないでしょうね。

ただしこの作品、いま改めて見返せば、その発想の面白さとは裏腹に、そこで描かれている人間関係だけで見れば、けっこうむかっ腹がたつ筋書きです。
DVに悩まされる初恋の女性を助け出そうとした保安官がその自動車にひき殺され、さらに主人公の再婚相手となるはずの恋人もひき殺される。
最後は、爆薬職人で作品中悪態をついていた憎きDV男が、自動車を破壊してヒーローみたいに…。
うわぁ、この作品、見ようによっては悪魔崇拝にも見えなくはないかも。
ちなみに、スピルバーグの『激突!』のほうは、その恐怖感を煽るために、外見が不気味なトラックを"オーディション"で選んだらしいです。
この作品の監督さんも『激突!』を意識されたのでしょうか、この作品に登場する黒い自動車も、外見が相当不気味。
もしかしたら『激突!』より不気味です。
私なんぞは、夢に出てきました。
恐怖心を煽る自動車の外見といった意味では、『ザ・カー』の方に軍配が上がっているようです。

主演のジェームズ・ブローリンの相棒役を務めるのはロニー・コックス。
『ビバリーヒルズ・コップ』のボゴミル警部補のあの人です。
彼の若かりし頃の作品ということもあって、名前を聞かないと気がつかないかも。

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tag : ホラー映画

2019-06-18 19:54 : 映画レビュー : コメント : 6 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】発狂する唇(平成12年:オメガ・プロジェクト)


監督  佐々木浩久
脚本  高橋洋
出演  三輪ひとみ
    夏川ひじり(麻丘実希) 他

<<<『発狂する唇』のあらすじ>>>

女子中学生連続首斬り殺人の容疑者・倉橋美智夫が逃亡し、警察と世間の目は残された家族に向けられていた。美智夫の無実を信じる妹・里美は間宮という霊能者に兄の捜索と事件の調査を依頼するが、倉橋家にやって来た間宮は降霊の儀式と称し、助手の当麻に母と姉を犯させる。里美に接触してきたFBIは、間宮たちが何か恐ろしい陰謀を企んでいるというのだが……。


引用元:Yahoo!映画|発狂する唇


※)ちょいネタバレ

リング』や『着信アリ』でおなじみの高橋洋による脚本作品。
それを期待して見てしまうと、思いっきり後悔してしまいそうな作品です。
製作順は前後しますが、おそらく『ナイトウォッチメン』や『ゾンビーバー』のような和製B級ホラーを作りたかったけど、途中で何をしたいのかが分からなくなってしまった、という映画です。
それが証拠に、変な霊能者は出て来るは、その霊能者の助手と主人公の家族は終始エッチしまくるは、それでいて中途半端なエログロ。
さすがにFBIのルーシーが出てきたときには、もう安モンのコントそのもの。
これじゃあ、あとから"笑い"の音声をブッ込んだ「加トちゃんケンちゃん」を見たほうがマシだったかも。
むろん、タイトルのエロさは、変にそのまんまだったりしたのですが。
それよりなにより驚かされたのは、阿部寛大杉連の存在でしょうか。
18年前はこんな役もやっていたんですね。
ちょっと意外というより、ほとんど黒歴史です。

とまあ、かなりケチョンケチョンに書きましたが、ユーザーレビューでは高得点を付けておられる方もチラホラと。
どうやらハマっちゃう人にはハマってしまうようです。
皆さんはどうでしょう。
一度チャレンジャー精神で映画鑑賞してみるのもいいかもしれません。
もしかしたら、今まで自分が気づかなかった映画の好みが発見できるかもしれません。

tag : ホラー映画 大杉漣 阿部寛 高橋洋

2019-06-10 20:13 : 映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】激突!(1971年:アメリカ)


監督  スティーブン・スピルバーグ
脚本  リチャード・マシスン
出演  デニス・ウィーバー
    ジャクリーン・スコット 他

<<<『激突!』のあらすじ>>>

セールスマンであるデイヴィッド・マン(デニス・ウィーバー)は商談のため車でカリフォルニアへ向かう途中、ハイウェイで走行スピードが遅い大型トレーラータンクローリーを追い越す。するとその直後大型トレーラーはマンの車を執拗に猛追してきた。

トレーラーは列車が通過中の踏切にマンの車を押し込もうとしたり、警察に通報するマンを電話ボックスごと跳ね飛ばそうとしたりするなど、マンは明確な殺意を感じ取る…


引用元(ネタバレあり):Wikipedia|激突!

スティーブン・スピルバーグの名前を一躍有名にしたのは『ジョーズ』だと思われがちですが、コアなファンにとっては「『激突!』の方が先だ!」といいたくなるでしょう。
実際、この作品はテレビ映画として制作されたにもかかわらず、批評家からも高い評価を受け、のちに日本でも劇場公開されるに至っています。
ちなみにこの時のスピルバーグの年齢は23歳。
日本の映画界における23歳は、駆け出しの下っ端で、小道具係かロケ弁の配布係です。
スピルバーグが凄いのか、はたまた年齢に関係なくチャンスが平等なアメリカ映画界が凄いのか。
おそらく両方でしょう。

ところでこの映画、今で言う「煽り運転」を題材にした映画です。
さすがはスピルバーグ、この頃から先見の明があったということでしょうか。
ちなみに、私が初めて見たのは中学生か高校生ぐらいのときでした。
あのときは主人公にせまりくる得体のしれない恐怖、理由なき恐怖にゾクゾクしたものですが、やはり「スリラー映画の古典」と評されることもあってか、あの当時のぞくぞくするような恐怖感はいまひとつ味わうことができませんでした。
やはりそれから先の人生経験で、映画では味わえないような得体のしれない恐怖を味わってしまうと、単純明快すぎる恐怖映画というのは、ちょっと退屈になってきます。
もしご覧になる時は、気持ちをウブにして、スピルバーグの恐怖演出をお楽しください。
後ろのトラックに煽られてスピードメーターがどんどん上がっていくシーンや、主人公の自動車がオーバーヒートしても追いかけてくるトラックなど、スピルバーグの鬼気迫る演出が楽しめるものと思われます。

ところで、スピルバーグはこの後『続・激突/カージャック』という映画を製作していますが、この作品は本作品との関連性はまったくありません。
おそらく本作品が当たったもんだから、無理やりこのようなタイトルをつけたのでしょう。
ちなみに、その『続・激突/カージャック』の主演は、ゴールデン・ホーンと『ダイ・ハード』シリーズでお馴染みのウィリアム・アザートンです。

tag : スティーブン・スピルバーグ ホラー映画

2019-06-06 19:49 : 映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】ナイトウォッチメン(2016年:アメリカ)


監督  ミッシェル・アルティエリ
脚本  ダン・デルーカ
出演  ケン・アーノルド
    ケヴィン・ジゲッツ 他
<<<『ナイトウォッチメン』のあらすじ>>>

真夜中のオフィスビル。不真面目な3人の警備員、ケン(ケン・アーノルド)、ジゲッツ(ケヴィン・ジゲッツ)、ルカ(ダン・デルーカ)達の元に、新人警備員ジャスティン(マックス・グレイ・ウィルバー)がやって来る。ふと、ケンが監視カメラに目をやると、何やら怪しげな棺を駐車場へ搬入する宅配業者の姿を発見。ケン達は現場へと急行するが、届け先が間違っていたと判明し、一晩だけ駐車場に置いておくことにする。しかし、オフィスで働くランドール(ジェームズ・レマー)が偶然通りかかり、棺を開けてしまう。すると、棺の中から、ピエロの格好をしたヴァンパイアが現れ、オフィスに残っていた人々を次々と襲い始める。ケン達4人と逃げ延びた女性ジャーナリストのカレン(カーラ・ルイズ)は、ヴァンパイアの群れと戦うことに…。


引用元:DMM動画|ナイトウォッチメン

いきなりデスメタルの映像が現れて、そのドラマーが警備員転職のために面接にやってきた。
この場面を見ただけで嫌な予感はしたのですが、その予感は当たっていました。
ストーリーの構成云々よりも、とにかくハチャメチャ。
ゾンビにバンパイアにピエロ、エロとグロと恐怖が融合すれば、もうドタバタ映画になるのは目に見えています。
ブログ開設前に見た『ゾンビーバー』もそうでしたが、もはやこの手のドタバタホラーは、もうジャンル化してもおかしくないんじゃないかと思うほど、映画の中で定着してしまった感があります。
こういうのをB級ホラーというのでしょうか。
こういうの、好きな人にはたまらないとは思うのですが、見る人が見れば本当にくだらないです。
とくに映画に深みを求める目の肥えたファンは、「バカバカしい」と嫌煙するかもしれません。
いや、むしろ目が肥えすぎてくると、かえって「こういうのも悪くないね」といった具合に好感が持てるかもしれません。
私も、決して目が肥えているというわけではありませんが、こういうの嫌いじゃないです(なんじゃそりゃ)。

物語の方は、ゾンビとバンパイアが合体したようなキャラクターが人をおそうという設定になっていますが、その大本となったのが、またしてもピエロ。
やっぱり最近のピエロというのは『IT/"それ"が見えたら、終わり。』以降、ホラー映画として重要なキャラクターになってしまったようです。
そのピエロがルーマニアで死んだからバンパイアになってしまったという設定も、あまりにも単純すぎてバカバカしい。
そういうのがまた、この映画の魅力(?)なのでしょうけれど。

tag : コメディ映画 ホラー映画

2019-05-27 19:49 : 映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】ゾンビコップ(1988年:アメリカ)


監督  マーク・ゴールドブラット
脚本  テリー・ブラック
出演  トリート・ウィリアムズ
    ジョー・ピスコポ 他

<<<『ゾンビコップ』のあらすじ>>>

白昼、ロサンゼルスの宝石強盗の現場に到着した刑事、ロジャー(トリート・ウィリアムズ)とダグ(ジョー・ピスコポ)が激しい銃撃戦の末仕止めた犯人は、ここ3週間の間に6件もの犯行をやってのけた強盗団の1人ということが分かる。さらにロジャーの元恋人で検視補佐のレベッカ(クレア・カーコネル)によって、犯人の死体は既に死後数週間たっているという事実が判明し、不信の念を抱いた2人は捜査を進めてゆくうちにゆきついたのは、ダンテ製薬会社の、死者を12時間だけ甦らせる不気味な実験室だった。秘密を知られた犯人達はロジャーを窒息室に閉じ込め殺してしまうが、彼の死を悲しむダグとレベッカの手によって、この実験台に体を横たわらせたロジャーは、結果12時間だけの生命を与えられるのだった…


引用元(ネタバレあり):Movie Walker|ゾンビコップ

以前『ゴールデン洋画劇場』で2回見た映画なのですが、まさかDVDが出ているとは思いませんでした。
しかも吹き替え版収録で。
この映画はB級ホラーのなかでもまさにB級の王道を行く映画であります。
序盤でいきなり主人公の刑事が殉職しますが、その刑事がゾンビになって歩き回って、刑事としての職務を全うするというふざけた内容です。
でも、なんだか知らないけど、忘れたころにもう一度見たくなる映画であります。
忘れたころに見たくなる…、これ『少林サッカー』と同じタイプの映画ですね。
主人公はゾンビの警官ということで、その相方の刑事がそれをネタに笑いをとる場面もあったり、まあそこらあたりがいかにもアメリカ的ではありますが。
映画では、所々にゾンビが出てきますが、なかでもいろんな意味ですごかったのが、中華料理屋の精肉店で加工された豚肉やら鶏肉やらが蘇って主人公たちを襲う場面です。
厳密に言えばこれらもゾンビなのですが、まあその場面が笑えるんだか気持ち悪いんだか、頭のなかがごちゃごちゃになります。
この映画には、そんな気持ち悪いんだけど笑える場面がいくつも出てきて、「キモ可愛い」ならぬ「キモ笑える」という造語までつくれそうな映画であります。
どうあれこうあれ、この映画は「アカデミー賞B級ホラー賞」なんてのがあれば、間違いなく受賞している映画でしょう。
ちなみに邦題の『ゾンビコップ』は当然、日本の配給会社がつけたタイトル。
原題は『Dead Heat』だそうです。
『ビバリーヒルズ・コップ』『ロボコップ』とくれれば次はコレ、と言わんばかりの単純な発想。
その単純さが、この映画のB級感をより醸し出しております。
でもその単純な発想、私は嫌いじゃないです。
さらに偶然の一致で、主演のトリート・ウィリアムズは前回のレビュー『マラソンマン』にチョイ役で出演していた模様です。

tag : ホラー映画 コメディ映画 ゾンビ

2019-04-09 20:04 : 映画レビュー : コメント : 4 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

かんた

Author:かんた
軽度の発達障害。
それに伴い中度の社会不安障害を誘発した模様。

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