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【映画レビュー】ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-(2007年:イギリス/フランス)


監督  エドガー・ライト
脚本  エドガー・ライト
    サイモン・ペグ
出演  サイモン・ペグ
    ニック・フロスト

<<<『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』のあらすじ>>>

ロンドンの首都警察に勤めるニコラス・エンジェルは、大学を首席卒業、警察学校でもトップの成績を残し、検挙率もトップで幾度もの表彰を受けた頭脳明晰スポーツ万能なエリート警察官。ところが彼はその余りの有能さゆえに上司や同僚から迷惑がられ、田舎町サンドフォードに左遷させられてしまう。

ほとんど犯罪など起こらないサンドフォードでニコラスを待っていたのは、呑気でいいかげんな仲間たちと共に退屈な仕事に従事するばかりの日々。首都警察の頃と同じ調子で四角四面に働く彼は周囲と馴染めず、ここでも浮いた存在になっていく。しかしひとつの事故をきっかけに、ニコラスはこの一見平穏な村に潜む何かに気づきはじめる。


引用元:Wikipedia|ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-

主人公の警官の名前がニコラスだから、これがホントのニコラス刑事…。
なんちゃって。
いや、でもこの映画、本当にそんな錯覚を起こしかねない(どんな錯覚?)ほどの痛快娯楽作です。
ちなみに主人公は刑事ではなく駐在所のおまわりさんですが。
この作品は痛快アクション娯楽作品として、ファンのあいだでも熱く支持されていますが、私はそれとは別に、この映画の物語の道筋がとても凝っていて非常にユニークだったことに気付きました。

大都会ロンドンで腕利きの警官として名高いニコラス刑事(とりあえずここではそう呼ばせてください)は、その凄腕で優秀さゆえに周りの人間からも疎まれます。
それが原因で彼は、ど田舎の駐在所に左遷されるのですが、そこでもまた彼は非常に疎まれる存在になってしまいます。
その原因は「あらすじ」で記載されている通り。
要するにニコラス刑事のような、いろんな意味で人とはかけなれた存在というのは、大都会だろうが田舎ものだろうが、どこへ行っても村八分にされつまはじきにされてしまうということでしょうか。
そんなニコラス刑事が、町で起きた不可解な事故の原因を突き止めた結果、それはまさに恐ろしいまでの村八分だった。
なんだかんだ言いながらも、この監督さんがいいたかったのは、村八分の恐ろしさだったのかな、なんて勝手にこの映画を解釈してしまいます。

映画は全般的にギャグと笑いで突っ走っていきますが、途中でグロテスクな殺人シーンが盛り込まれていたりして、ちょっとぎょっとする場面も見受けられます。
監督さんであるエドガー・ライトがもともとホラー映画出身ということもあって、こういう演出もお手の物といったところです。
でも、やっぱりこの人、本当に映画が好きなんだなと思わせる作品でもあって、最後の銃撃戦なんて、一日中寝る間を惜しんで映画を見続けないと、ああいう演出はできないのでは、と思うほどです。
これはあのクエンティン・タランティーノが、レンタルショップでバイトするほどの映画好きが功を奏して、こんな映画を作っちゃった、というノリに非常によく似ています。
ラストの爆破シーンはちょっと不可解ですが、それを除けば映画ファンのツボを押さえた、とても痛快なアクション娯楽作となっております。

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tag : アクション映画 エドガー・ライト

2018-11-13 20:01 : 映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】ベイビー・ドライバー(2017年:アメリカ/イギリス)


監督・脚本  エドガー・ライト
出演     アンセル・エルゴート
       ケヴィン・スペイシー

<<『ベイビー・ドライバー』のあらすじ>>

幼い時の事故の後遺症によって耳鳴りに悩まされながら、完璧なプレイリストをセットしたiPodで音楽を聴くことで驚異のドライビングテクニックを発揮するベイビー(アンセル・エルゴート)。その腕を買われて犯罪組織の逃がし屋として活躍するが、デボラ(リリー・ジェームズ)という女性と恋に落ちる。それを機に裏社会の仕事から手を引こうと考えるが、ベイビーを手放したくない組織のボス(ケヴィン・スペイシー)は、デボラを脅しの材料にして強盗に協力するように迫る。


引用元:Yahoo!映画|ベイビー・ドライバー


※ちょいネタバレ

タイトルからして、ベビー・シッターもののコメディかと思ってしまいそうですが、なんのなんの、これは痛快なアクション映画であります。
『ベイビー・ドライバー』のベイビーは、どうやら主人公のベビーフェイスからきているようで、その童顔に似合わずドライビングテクニックはピカイチ。
同じようにゲッタウェイドライバーを主人公にした映画といえば、ウォルター・ヒル監督の『ザ・ドライバー』がありましたが、こちらは終始、主演のライアン・オニールを中心としたハードボイルド路線の映画でした。
ところがこちらの映画は、若くて初々しい主人公ですから、犯罪組織に手を染めてしまったことへのジレンマにも悩まされます。
ハードボイルドでありながらもスタイリッシュな会話が飛び交い、さらに主人公の葛藤と、ひとつの映画に色々な要素が詰め込まれています。
さらに、主人公目線で物語が進められているからでしょうか、彼の耳から聞こえてくるゴキゲンな音楽が終始BGMとして流れていて、それがまた見る者の気分を高揚させてくれるようでした。
以前のレビュー(『ボーイ・ソプラノ』)でも書きましたが、やっぱり音楽が物語に重要な役割を担う映画って、今のところ、私が見た範囲では外しがゼロです。

ところで、結論を言ってしまうとこの映画、バッドエンドではありません[・・・・・・・・・・・・・]
しかし、物語の終盤で主人公の恋人が絡みだしてから、『俺たちに明日はない』を思わすような展開が待っていました。
「まさかこの映画も、あんな悲惨なラストを迎えるのか」
と思われましたが、そうはならなかったのでひと安心。
アクション映画でありながら、見終わったあと、ホッと胸をなでおろすような映画でありました。

tag : アクション映画 エドガー・ライト

2018-11-08 20:12 : 映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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かんた

Author:かんた
軽度の発達障害。
それに伴い中度の社会不安障害を誘発した模様。

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