FC2ブログ

【映画レビュー】永遠に美しく…(1992年:アメリカ)


監督  ロバート・ゼメキス
脚本  マーティン・ドノヴァン
    デヴィッド・コープ
出演  メリル・ストリープ
    ブルース・ウィリス
    ゴールディ・ホーン

<<<『永遠に美しく…』のあらすじ>>>

1978年、落ち目の人気女優マデリーン・アシュトン(メリル・ストリープ)の楽屋に、学生時代からのライヴァル、ヘレン・シャープ(ゴールディ・ホーン)が有名な美容整形外科医アーネスト・メンヴィル(ブルース・ウィリス)と婚約したことを自慢しに来る。ところが、数ヵ月後にアーネストと結婚したのは、マデリーンの方だった。7年後、過食症に陥ったヘレンは太り過ぎて療養所送りになる。さらに7年後、マデリーンとアーネストはビヴァリーヒルズの豪邸で暮らしていたが、マデリーンは50代のオバサンとなり、アーネストは葬儀屋に落ちぶれていた。ある日、ヘレンから出版パーティの招待状が届き、会場で別人のように美しくなったヘレンを見て驚いたマデリーンに、エステの社長はリスル(イザベラ・ロッセリーニ)という美女を紹介する。彼女から、肉体の老化を止める秘薬を買ったマデリーンは、彼女の顔と体にかつての美貌を甦らせる。


引用元(ネタバレあり):Movie Walker|永遠に美しく…

その昔、『ロケットニュース24』か何かの記事で読んだとこがあるのですが、実は不老不死というのは、死ぬことよりも恐ろしいのだそうです。
言われてみればそうです。
地底深くに生き埋めにされたり、宇宙のど真ん中に放り投げられたりしたら、まさに永遠の孤独な生き地獄。
この映画はまさにそんな生き地獄の世界を、ユーモラスに、さらにブラックに描いた映画となりました。
とはいってもこの映画、最初の展開は、まさしく三角関係を題材にしたラブコメ風。
それが物語が進むにつれて、様相が変わっていき、最後の最後はまさに永遠の生き地獄に突入する。
ちょっと笑ってしまう反面、トラウマにもなり、さらにその状況が恐ろしくもありです。
一応ジャンル的にはコメディ映画ですが、もう終盤戦はほとんどホラーです。
主役を張る俳優陣もブルース・ウィリス、メリル・ストリープ、ゴールディ・ホーンとこれまた豪華絢爛の三つ巴。
メリル・ストリープに至っては、オスカー女優がここまでやるか、といいたくなるような老体をさらけ出した体当たり演技に注目です。

ところでこの映画、思わず以前紹介した『ゾンビコップ』を思い出してしまったのですが、まさかあのロバート・ゼメキスも、あのB級ホラーにインスパイアされてこの映画を作った、なんてことはないでしょうね。

スポンサーサイト



tag : コメディ映画 ブルース・ウィリス メリル・ストリープ ロバート・ゼメキス ゴールディ・ホーン

2020-01-20  映画レビュー : コメント : 8 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】いまを生きる(1989年:アメリカ)


監督  ピーター・ウィアー
脚本  トム・シュルマン
出演  ロビン・ウィリアムズ
    ロバート・ショーン・レナード 他

<<<『いまを生きる』のあらすじ>>>

59年、バーモントの全寮制学院ウェルトン・アカデミーの新学期に、同校のOBという英語教師ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムス)が赴任してきた。ノーラン校長(ノーマン・ロイド)の下、厳格な規則に縛られている学生たちは、このキーティングの風変わりな授業に、最初はとまどうものの、次第に行動力を刺激され、新鮮な考えに目覚めてゆくのだった。ある日生徒のニール(ロバート・ショーン・レナード)は学校の古い年鑑に、キーティングが学生時代に『デッド・ポエッツ・ソサエティ(死せる詩人の会)』というクラブを作っていたことを見つけ、ダルトン(ゲイル・ハンセン)やノックス(ジョシュ・チャールズ)らと共に、近くの洞窟でクラブを再開させる。ニールの同室である転校生のトッド(イーサン・ホーク)も、誘われるままそれに加わった。そして彼らは自らを語りあうことで自分がやりたいものは何か自覚してゆくのだった。


引用元(ネタバレあり):Movie Walker|いまを生きる

この映画もどちらかというと、『ワンダーウーマン』同様、他者のレビューを読んでちょっと評価が変わってしまった映画です。
そもそも、こういった学園を舞台にした作品というのは、現実主義で行くのか理想主義で行くのかで意見が分かれそうです。
この映画は完全に理想主義に走ってしまって、それが万人にウケてアカデミー賞も受賞しました(脚本賞)。
私も最初はそうでした。
ところが、この映画の主題とするところは、
「詰め込み式の教育はやめろ」
「生徒たちの個性を伸ばせ」
です。
そんな主題でありますから、あるユーザーレビューの中には、「ゆとり教育の権化のような映画」と酷評する方も。
たしかに、言われてみればそうです。
「詰め込み式」の教育を拒否し、「個性を伸ばす教育」を重視した我が国の教育は、結果的に児童の学力はどんどんと低下し、今や中国や韓国にまで抜れる始末。
ネット上では韓国のことを小馬鹿にするユーザーも多く存在しますが、厳しい受験戦争を勝ち抜いた彼らが本気になって国を動かすようなことになれば、「ゆとり教育」に甘んじていた日本は相当ヤバいんじゃないかと思われます。
本当はこんなこと言いたくないのですが、実はポテンシャルという意味では、現時点で韓国の方が日本を上回っているんじゃないかと。
とまあ、かなり話がそれましたが、結局、この映画が掲げている「理想的な教育」が、必ずしも理想ではないということであります。
ところが、映画というのは恐ろしいもので、そのストーリーとして面白ければ、そのやり方が絶対的な"善"になる。
未見な方もおられるのでここらへんでやめときますが、この映画はあまり「教育論」を持ち込んでみるよりも、「こういうやり方もあるんだな」程度で見れば、なかなか面白い映画であります。
ちなみにこの映画のラストシーン、どことなく『はいすくーる落書』第1シリーズの最終回(スペシャル版)を思い出すのは、私だけでしょうか?
両者とも、ほぼ同時期に作成されていますから、どちらかがパクった、ということはないでしょう。

tag : 青春映画 ロビン・ウィリアムズ 教育

2020-01-17  映画レビュー : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

読書に向いている人、向いてない人

「読書」には向いている人と向いていない人がいる。
ここ最近、つくづくそう感じます。
「読書」の効用に関しては、色々な書籍で解説されているのでもう皆さんご存知かと思いますが、ザックリ言えば、「知識量が増やせる」「人生が豊かになる」「思い込みがなくせる」などです。
これらに関連性を持たせれば、知識が増えれば思い込みも減らせて人生が豊かになる、といったところだと思うのですが、人によっては「メンタルも強くなる」といった効用もあげられるそうです。
しかし、こういった効用があるにもかかわらず、私のような人間は、読書には向いていないと思われるわけです。
では、「私のような人間」とはどういったタイプの人間なのでしょうか。
それはズバリ、「思い込みが激しくメンタルが弱い人」です。
とくに書物の中には、自分の意見とは合わないものも数多く含まれたりします。
そういった人の書籍や文章などを読んでしまうと、それらに対して一喜一憂して、果ては仕事すら手につかない、なんてこともあったりなかったりです。
とくに、歴史や政治、経済、はては日本人論などがそういった類です。
そういった、政治・経済・歴史・文化論などの書籍に中には、「自由な思想」の名のもとに(要はリベラリズム)日本的なのを、これでもかという具合にこき下ろしているものも少なくありません。
№334でも書きましたが、そういった方々の書籍や記事などを目の当たりにすると、「この国に生まれてきただけで貧乏くじを引いた」ような錯覚に陥り、果ては「私たちは生まれながらにして罪人(『カエルの楽園』みたい)」「日本は国際社会からナチス認定される」といった、変な妄想に駆り立てられることもよくあります。
あまりにもバカバカしいと思われるかもしれませんが、思い込みが激しく、メンタルが弱い人間からしてみれば、どうしてもそうなってしまうのです。
ましてや本を書く人というのは、頭も大変にいい人たちです。
そういった頭の良い方たちの文章というのは、相手を信じ込ませるテクニックというのは、素晴らしいものがあります。
そんな頭の良い人が書いた書籍なんか読んでしまうと、思い込みの激しい私などはすっかりその気にさせられてしまいます。
ましてやそれがネガティブ本だったら、もう大変です。
だから私は、極力読書はしないことにしています。
とくに最近はこういう状況ですから、「日本はもうダメ」だの「日本の経済は衰退の一途」だのといったネガティブな記事であふれかえっていますので、なおさらです。
もし読書をするにしても、私と意見が会う人の本を読むか、あるいは娯楽小説やハウツー本を読むかぐらいでしょう。
ちなみにではありますが、私と意見が会う人の著者、すなわち「保守・右翼」と呼ばれる著者の書籍のなかには、意外にも、現在の安倍政権や自民党政権をケチョンケチョンにこき下ろす方も少なくありません。
そういう方の安倍批判書籍というのは、読んでいても、あまり苦にならないんですね。
結局、向かっている方向性が同じだからなのでしょう。
もし危機管理といった意味でネガティブな情報も知りたい場合は、こういった人たちの書籍を読むようにしています。
ただこれだと、読む人の著者がどうしても偏ってしまいます。
だから私は、読書に向いていないなぁなどとつくづく思うわけであります。

ところで当ブログでは、ちょいちょいかつて所属していた引きこもりサークルでの体験談も小出しにしていますが、今回も、ちょっとそれに触れたいと思います。
その私がかつて所属していたそのサークル内には、政治・経済にことさら興味を抱いている青年がいました。
その青年は決して悪い人ではなかったのですが、少々ノイローゼ気味で、それが原因か、ちょっと思い込みの激しい青年でした。
ちょうどそのころは、小泉政権の真っ只中で、その小泉純一郎という人物の言動がいろいろと物議を醸していた時期でした。
そんな時期でしたから、その青年も口を開けば政治の話、なんてこともよくありました。
そんなある日、青年の親御さんが、サークルを訪問したときのことでした。
その親御さんが私たちに尋ねられたことは、「皆さん、あの子の話に付き合わされていませんいませんか?」でした。
おそらくその青年も、思い込みが激しいゆえに、いったんそういったネガティブな情報を書籍で読んだりニュースなどで見聞きしたりすると、いてもたってもいられなくなり、そのことばかり話し込んでしまう、などと言った状態だったようです。
親御さんがそういう心配をされていたということは、その青年は家では相当、そんな話ばっかりしていたんだなということがわかります。
そういえば以前、原発のことが気になって、母に一方的に自分の主張を聞いてもらっていた時期がありました。
すると母は、「原発もいいけど、自分の将来のことも真剣に考えろ」でした。
おそらくその青年のお母さんも、私の母と同じ気持ちだったんだんですね。
やっぱり読書には、向いている人と向いていない人がいるようです。
「読書をすれば知識が増え、思い込みがなくせる」という人もいますが、思い込みの激しい人と言いうのは、読書をすればそれが逆効果の場合もあるようです。


Bookends/SIMON & GARFUNKEL

PS:
そういえばこの記事、今年に入って初めての投稿でした。
ということで皆さん、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

tag : 読書 引きこもり

2020-01-11  雑記 : コメント : 8 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】インスタント沼(平成21年:角川映画)


監督  三木聡
脚本  三木聡
出演  麻生久美子
    風間杜夫 他


<<<『インスタント沼』のあらすじ>>>

非科学的なことは一切信じない、雑誌編集者の沈丁花ハナメは、担当する雑誌が廃刊になって会社を辞することになり、母親の翠は何を考えたかカッパを探して池に落ち昏睡状態になるなど、泥沼の渦中にあった。同じ池から発見された母が投函した古い一通の手紙から自分の出生の秘密を知ってしまったハナメは、行方知れずだという実の父かもしれない男・沈丁花ノブロウの居場所を探し、訪ねてゆくことにする。ノブロウは怪しげな骨董店「電球商会」を営んでおり、店に出入りするパンク青年・ガスからは「電球」と呼ばれていた。ノブロウのいい加減で身勝手な性格に呆れ果てたハナメだったが、彼らと触れ合っていくうちに骨董に興味を持ちはじめ、自ら骨董屋を開業する。なかなか商売がうまく行かずテンションの上がらないハナメに電球は「物事に行き詰まったら水道の蛇口をひねれ」という教えを伝授する。


引用元:Wikipedia|インスタント沼

結論から申しますと、とにかくこの映画、「思いっきり元気が欲しい」という方には超おススメできる映画です。
物語にメッセージ性を求めたり、凝ったプロットで制作者との知恵比べに参加するような作品ではありません。
いやむしろ、ユーザーに余計なことを考えさせないために、あえて、ヘンテコリンなキャラクターやヘンテコリンなアイテムを登場させているのではと思える節があるぐらいです。
ツタンカーメン占い機とか、直接主人公に絡まない温水洋一なんてのはまさにそれですよね。
ただ、そのツタンカーメン占い機の元ネタは、なんとなくトム・ハンクスの『ビッグ』ではないかと思わせますが。
出演は麻生久美子のほかに、風間杜夫や松坂慶子といったベテランさんも登場。
以前にも書きましたが、こういう無駄に演技が上手い人が、こういう映画に出てしまうと、大したストーリーらしいストーリーがなくても無駄に引き込まれてしまいます。
この映画に関しても、怪しい魅力を放っているキャラクターを演じられた風間杜夫さんの魅力が光っていました。

ところで、映画の本編終了後に流れていた出演者等のクレジットですが、そこにはその他大勢の俳優群の名前のなかから、偶然、滝沢カレンの文字を見つけました。
10年前の映画ですから、本当にその他大勢の端役だったんでしょうね。
いったいどの場面で出ているのが気になるところですが、さすがにもう一度この映画を見直して、それを確かめるわけにはいきませんでした。
といいますのも、やはりそこまでしてもう一度見たい映画、というわけではなかったもんで。
やはりこの手の映画は、1回見れば十分な映画でした。

↓予告編の動画がなかったもんで。

tag : コメディ映画 麻生久美子

2019-12-25  映画レビュー : コメント : 4 : トラックバック : 0 :

【映画レビュー】マリアンヌ(2016年:アメリカ)


監督  ロバート・ゼメキス
脚本  スティーヴン・ナイト
出演  ブラッド・ピット
    マリオン・コティヤール 他

<<<『マリアンヌ』のあらすじ>>>

時は第2次世界大戦下の1942年、ケベック出身のカナダ人工作員のマックスはモロッコにてフランス人工作員のマリアンヌと出会う。2人で協力して、モロッコで開かれたパーティーに出席したナチス・ドイツの要人暗殺作戦を成功させて脱出した果てに、恋に落ちた2人は結婚する。そして2人の間には子供も生まれ、生活は幸福に満ちていたが、ある日マックスは呼び出しを受ける。そこでマックスは思いもよらぬことを言われる。

「君の妻マリアンヌに二重スパイの疑いがある。君の手で始末しろ」

突然の事態に動揺するマックスを追い詰めるかのごとく、この命令は絶対的なもので、もし断ればマックスを処刑するとの宣告も下される。当のマックスはマリアンヌが無実であると信じ、それを証明しようとする。


引用元:Wikipedia|マリアンヌ

今まで、ほとんど女性と縁遠かった私ですが、この映画を見ながら「もし自分の彼女が北朝鮮のスパイだったらどうしよう」なんてことを考えてしまった映画であります。
むろん、この映画を見終わったあとには、「もしもあの人が北朝鮮のスパイだったら…」なんてことが一瞬でも頭をよぎった方も、ちらほらとおられるかと。
そもそも、そんなことが一瞬でも頭をよぎってしまうこと自体が、ちょっとおかしいわけで、そう思うと、日本という国は本当に平和主義を貫いてきた国家なのかな、などと、この映画を見終わったあとにちょっと考えてしまいます。

映画自体は、サスペンス映画としての要素とラブストーリーとしての要素の2つが見事に絡み合っています。
もし愛する彼女が敵国のスパイだったら…。
軍人である以上疑わなくてはならない反面、信じたくないという心の葛藤。
そんな心の葛藤が見事に描かれております。
そしてもし彼女がクロだったら、身内の者が処刑しなければならないという残酷な現実。
これがやはり戦争という恐ろしさでしょうか。
そう考えると日本は…。
となってくると、やはり最初の命題に戻ってしまいます。
本来であれば平和憲法で守られているはずなのに、どういうわけか、他人事ではないと思わせられた映画でありました。

tag : サスペンス映画 ブラッド・ピット ロバート・ゼメキス

2019-12-21  映画レビュー : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
ホーム  次のページ »

プロフィール

かんた

Author:かんた
軽度の発達障害。
それに伴い中度の社会不安障害を誘発した模様。

検索フォーム

タグランキング 50

メール

gadget10.png

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR